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家具の採寸はどうするのが正解?|今使っている家具と同じサイズの家具が欲しい場合の採寸方法について解説

2024.02.09

タイトル

 

・お店で使っている家具がそろそろ替え時に…

・居ぬき入居をしたので家具だけ入れ替えたい

・内装全体のリニューアルをするほどでもないけれど、お店の雰囲気を変えたい など

 

お店の家具を買い替える場合は「今使っている家具と同じサイズの家具」にされるケースが多く、この場合はお客様ご自身での家具採寸が必要になることがあります。

特にL字型やコの字型のボックスソファは設置している状態だと採寸しづらかったり、どこからどこまでを測れば良いのか分からないということがありますので、一般的な採寸箇所について解説します。

 

 

 

1.寸法表記について

 

採寸について解説する前に、主な寸法表記をご紹介します。

主な寸法表記の解説

・W:幅、間口

・D:奥行

・H:高さ

・SW:座面幅

・SD:座面奥行

・SH:座面高

・AH:肘高

・TH:テーブル総高

・t:板厚(テーブル天板の厚みなどを示す際に使われる)

 

W・D・Hは日常的に使う機会や目にする機会が多いためほとんどの方がご存じかと思いますが、SW・SD・SHなどは見慣れない方もいらっしゃるのではないでしょうか。家具の採寸を行う場合は主に外寸(W・D・H・TH)を測りますが、細部に拘りがあったり、椅子の座面高や肘高の採寸が必要になる場面などでは外寸以外の箇所も測ることになります。

 

 

2.ソファの採寸

 

マクベス イメージ

(W)

一人掛けや二人掛けなど独立したタイプのソファは採寸しやすいのですが、上の画像のようにL字型(またはコの字型)に配置したボックスタイプやベンチタイプの場合は難しいと感じる方もいらっしゃるかと思います。

このような場合、まずは壁に接している背面の長さ(W総寸法)を測りましょう。

次に、ソファの割付け(長さ×台数)も同じようにしたい場合は一台ごとの長さ(各W寸法)を測ります。座前がアールになった扇コーナーや扇角コーナーは特に測りづらいので、座面側ではなく背面側で採寸しましょう。

 

(D)

ソファの奥行を測る時に、座面の奥行と背の厚みをそれぞれ測って足す方がいらっしゃいます。ですが、ソファの背もたれは多くの場合が大なり小なり傾斜がついていますし、座面の奥行を測る際に背のクッションを少しでも押してしまうとメジャーがズレてしまうので、この方法だと正確な寸法を割り出すことは非常に難しくなります。「多少のサイズ違いはOK」という場合は別ですが、壁面や柱との兼ね合い等でシビアな寸法が求められる場合にはこのような採寸の仕方はあまりお勧めできません。

ソファの側面が露出しているようなら、側面で奥行を採寸しましょう。

壁から壁(柱)までぴったりと収まっているような場合は、長尺定規などを併用して壁面で採寸すると良いです。

加えて、シートサイズや背の厚み、背の傾斜に拘りがある場合はSD(座面の奥行)や背のトップの厚みも測ります。

 

(H、SH、AH)

H寸法(総高)も、できれば側面か背面から採寸することをお勧めします。肘が付いている場合は「床から肘トップまで」の寸法を測りましょう。

SH寸法(座面高)は、床から「座面の一番高いところ」までの高さになります。多くのソファの座面は構造上、緩やかなカーブを描く形状になっています。座面の手前や奥(背側)で採寸してしまうと実際に必要な座面高より低くなってしまいますので、座面が盛り上がっている一番高い箇所で採寸しましょう。

 

 

3.イスの採寸

 

メルカBW イメージ

(W、D、H)

よほどシビアなレイアウトでない限り、イスの外寸はぴったり同じものでなくても良いというケースがほとんどです。気を付けなければならないのが、カウンターチェアの横幅になります。既存のイスに比べて大きすぎると、カウンター全体の幅に対して必要なだけのイスが置けなくなる可能性がありますので、カウンターチェアの場合は外寸、特に横幅は既存のサイズを確認しておきましょう。

肘付きのイスは、AH(床から肘トップまでの高さ)も採寸しておくと安心です。

 

(SH)

ソファと同じように、イスのSH寸法も床から「座面の一番高いところ」までを測りましょう。イスの座面高を測る際に座面の下までの寸法をとられる方もいらっしゃいますが、座厚は商品によって異なりますので必ず座面トップの一番高い箇所で採寸してください。

プラパート等の脚端パーツが付いている場合でも、採寸の基点は床面になります。採寸したSH寸法に合わせて、新しく購入するイスの脚カットやプラパート取付けをしましょう。

 

 

4.テーブルの採寸

 

KT-778イメージ

テーブルの採寸も主に外寸(W、D、TH)になりますが、天板だけを買い替える場合は天板厚も採寸しておきましょう。脚だけを買い替える場合は、床面~天板裏までの「脚仕上高」を採寸します。

また、天板・脚ともに買い替える場合でも、既存のものより極端に天板が厚くなると使用感が変わり使いづらくなってしまうことがありますので要注意です。

TH(テーブル総高)は、床面~天板トップまでの高さになります。天板裏までの寸法を測ってしまい、今まで使っていたテーブルより低いテーブルを購入してしまったというケースもありますので、こちらも注意が必要です。

 

天板だけを買い替える場合、W1800×D900サイズなど大きなサイズの天板はフラッシュ構造と言って天板内部が空洞になっており、一部に芯材が入っている構造になっている商品があります。これは少しでも重さを軽減するためなのですが、空洞になっている箇所はビスが効きません。そのため、このような場合は取付ける脚の外寸やビス穴の位置まで採寸・記録しておき、新しく購入する天板に取付けることができるかどうかを確認しましょう。

 

 

5.分からないことは販売店に相談

 

家具の採寸について一般的なポイントをご紹介しましたが、お店のレイアウトや家具のデザイン等によりこの通りでない場合もあります。

家具は間違ったサイズを購入してしまうと再度の買い替えや処分が気軽にできるものではないため、分からないことがあれば販売店に相談しましょう。

エムワースでは、お電話でのご相談のほか「かんたんLINEお問合せ」にも対応しています。お店や家具のお写真をお送りいただいたり、弊社から資料をお送りすることもできます。ぜひお気軽にご相談ください。

 

業務用家具購入前の確認事項についてはこちらの記事もぜひご覧ください。

業務用家具購入前の確認ポイント|イスやソファなど商品ごとの注意点や家具納品に関する注意点について解説

 

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